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広場を散策中の皆様 今年は春も短くあっという間に暑くなりましたが、猛暑を耐えたかと思ったら、また秋も短く、あちこちで雪の便りが聞こえてきます。同じ時間をやり過ごしているのに、何となく慌ただしさが身にこたえます。お元気でしょうか。 小学校英語の環境も、何かが起こりそうな気配がしてきました。 2013年5月28日に教育再生実行会議から最終報告が出され、小学校5、6年生の英語活動を教科として授業 数を週3コマとすること、英語活動の開始学年を早めること、専科教員を配置すること、6・3・3制の見直しも視野に入れること、などが示されました。 この現場に大きな影響を与える提案が実行に移されるのはいつのことかと思っていましたら、10月半ばを過ぎて文部科学省から、中学の英語教育の内容を前倒しすることも ありうる、ということも加えて同じような内容で2020年に実施するということが公にさ れました。現在、5、6年生で外国語活動という呼び方で、領域として必修化されている英語を使 い合う活動が、この提案に従うと、5倍の時間増となって実施されることになります。仮に、週3コマは週2回になるとしても、指導内容の検討、指導技術の改善はますます急 がなければならないでしょう。国公私立小学校の現場の先生方は、この動きをどのようにお考えになっておられるのか、広場の立ち話で伺わせていただきたく思います。この秋、私が長年所属している(一財)語学教育研究所では、「子どもの学習能力を引き 出す指導内容と指導技術」をテーマに発表をいたしました。その準備をしながら、私が1970年代から考え続けていた、母語(日本語)習得の傍ら英語を習得させるとしたら、 どんな語りかけで子どもに英語を使い合う体験をさせるのがいいのか、ということを、私の頭の中を整理するために表を作ってみました。たまたま「子どものための英語教育研究会」のメンバーと一緒に、授業で使えるアクティビティのいろいろを収録してDVD を作る作業も並行して行ってきましたが、※1 そのために考えていたことも、「育児語 の特徴と授業で語りかける"教師語"(teacher talk)の留意点」の表 ※2 を作ろうとアク セルを踏み込むきっかけとなりました。 この表に盛り込んだことを授業の中で実行するために、ぼーぐなん教材はどこまで現場の指導者をサポートすることが出来るだろうか、ということも考えてみました。皆様からご質問やご意見をいただきながら、この表をこれからも膨らませていきたいと思います。※1 「活動集DVD」は、こちら※2「育児語の特徴と授業で語りかける"教師語"(teacher talk)の留意点」の表は、こちらをクリックしてお読みください。 久埜百合(中部学院大学) 2013.11.29. |
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