たのしいな
HP  (12)

HPLook! Blue!
   
     
 4月に入学した小さな1年生たちも、すっかり学校生活に慣れ元気一杯に過ごしています。
英語の授業の中でも思ったことはどんどん発言する姿が見られうれしいことです。言いたい
ことのうち、ほんの少しでも英語でいえそうなことは英語でいおうとする頼もしさも見られ
ます。
 色を使ったやりとりをしていた授業で、すっかり色について話したくてたまらなくなって
しまった子がいました。 授業自体は次の活動に移っているのに、一人だけいつまでも色の
世界に残っています。 身の回りの筆箱や定期入れやノートやハンカチなど何でもかんでも
高く掲げて私に見せ、 "Red!" とか "Yellow!"  とにこにこしながらたった一言の精一杯
の英語を次から次に聞かせてくれるのです。そうこうするうちに、身の回りのものの色を言
い尽くしてしまって適当なものが何もなくなってしまいました。  「これでこちらの活動に
ジョインしてくれるな」と思った瞬間、ぱっとうれしそうな顔になったと思ったら、やおら
片足を高くあげイスからひっくり返りそうになりながら上履きのラインを指差して "Blue!"
といったのです。 その子の満足そうな顔を見て、自分が本当に表現したいことを表現する
ために言葉があるのだなと改めて感じました。

                      
                                                    粕谷 恭子  (聖マリア小学校)


    

   楽しいなぁ、読ませていただけるだけで楽しくなるなぁ、と思いました。
      授業を先に進めたい、もっと表現を膨らませてやりたい、という焦りを押しとどめて、
   子どもの心と一緒に空中遊泳するような気分のひととき、大切にしたいなぁ、と思います。
                                   (Y.K.)

                
読者からのお便り


お便り

     
  
 
 
あるワークショップに参加しました。
参加者でペアを組み、
A:  Let's play hide and seek.
B:  OK.
という短いやりとりをします。
‘hide and seek’を、‘catch’に、‘tag’にと変えながら
自分のパートナーとことばを交わすうちに、
「もうこれ以上は続けていられない!」という気持ちになり、
私はパートナーに断って活動を止め、着席しました。
周りではまだ楽しそうに、“Let's 〜.”  “OK.”の声が響いています。
 
インストラクターの指示は明確でしたし、必要なことばも十分に
練習してからロールプレイに入るように工夫されていました。
この活動そのものを否定することはできないと思います。
ただ、「今、言いたくもないことを言わされている」ということが
どんなことなのかを、私はこの瞬間に実感しました。
 
レッスンそのものが「自然な対話であること」をいつも心掛けてはいても
現実にはたやすくはありません。一生の課題だと思っております。
今回の体験を心の奥底にしまって、
こういう思いを子どもたちにさせないレッスンを
目指していきたいと考えます。
 
                    Arrupe   Y.S.




YSさんが、「もう続けていられない!」とまで思われたのは、何故だったのかしら。
そして、指示が明確で、解りやすかったにもかかわらず、途中で座り込んでしまいたい
気持ちになられたのは、どこに原因があったのでしょう。
私が一つ疑問に思ったのは、この“Let's 〜.”“OK.”という練習の目的は、なんだった
のだろう、ということです。Let's 〜.という誘い方?それともゲームの言い方?両方?
インストラクターは、どんな場面で、その表現を使わせようとしておられたのかな?
Let's =Let us の短縮形、などと気づかせるのなら、大人の学習者なら一瞬に
理解できること。何度もゲームの名前を入れ替えて練習する、というのは、子ども
のためだとしたら無理があると思います。遊びもできないのに繰り返してもあまり
益のないこと。そこに気づかれて、「もうやりたくない」という気持ちになられた
のかな、とお察しします。
Let's という誘いかけの表現を練習するのだったら、やっぱり本当に何かに誘って、
ちょっとでもやってみる、ということが必要でしょうね。
その場でできること、例えばLet's sing a song.  Let's make a funny face.  
Let's snap our fingers. こんなことを楽しみながら、次々にLet's 〜. と誘う。
子どもたちにも提案させる。 OK. Let's try! となるのでしょう。
そうですね。きっとYSさんは、「その気にさせてしまう」Let's 〜. の練習をさせたい
のに、その場ではできもしない、やる気も全くないゲームに誘っているかのような
口先だけの練習をさせようとする教師の魂胆が許せなかったのでしょうね。 同感!
                              (Y.K.)


ahahahahaha


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