えいごリアン・コーナー

英語活動初体験!
これで安心Q&A集

※このページは、NHK出版、及び、NHKの許可をいただき、『これならできる!小学校英語ガイドブック 先生の
 ための NHK「えいごリアン」徹底活用術』(NHK出版 現在廃版 )から、抜粋転載させていただいております。

Q:標準的でない英語を
  子どもに聞かせてもいいのですか?

 番組にはたくさんの国籍の人が出てきますが、特に、小さくなったユージ君があちらこちらを訪問
するコーナーでは、相手の人の国籍がバラバラで、英・米の人はむしろ少ないように思います。子ど
もには、やはり正しい英語に触れさせたいと思いますので、こうしたシーンを見ると少々疑問を感じ
てしまいます。なぜ、きれいな英語を話す英・米の人だけで番組を構成しないのですか?


A:「標準的」でない英語を聞く力こそ、
  国際理解には大切です。

 現在「標準的」な英語といえばアメリカ英語ということになりますが、「えいごリアン」もそこに
足場を置いており、スキットは基本的にアメリカ英語で構成されています。しかし、その他のコーナ
ーでは、いろいろな国の人が話すいろいろな英語が出てきます。これは、「えいごリアン」があくま
でも国際理解を念頭に置いた番組だからです。いろいろな国の人が英語を話している現実を子どもに
見せるために、こうした構成をとっているのです。つまり、番組の重点は、’いろいろな英語’にあ
るのではなく、’いろいろな国の人’が英語を話すことにあるのです。
 さて、子どもが“正しい”英語や“きれいな”英語を話せなくなるというご心配ですが、そもそも
そんな英語は存在しません。さまざまな国の人々の間でやりとりされている、多様性を持った言語。
それが英語のありのままの姿だからです。
 “正しい”英語や“きれいな”英語といった先入観を持たない子どもは、標準と異なる発音を聞い
ても、シチュエーションからその言葉を類推し理解します。こうした、標準とは異なる英語を聞き取
っていく力こそ、国際理解に必要な力なのです。

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