えいごリアン・コーナー

英語活動初体験!
これで安心Q&A集

※このページは、NHK出版、及び、NHKの許可をいただき、『これならできる!小学校英語ガイドブック 先生の
 ための NHK「えいごリアン」徹底活用術』(NHK出版 現在廃版 )から、抜粋転載させていただいております。

Q:せめて歌のときだけでも、
  字幕で歌詞を入れてほしいのですが。

 4年生の担任です。「えいごリアン」ではほぼ毎回のように歌のコーナーがありますが、子ども
に大変人気があり、歌の時間になるとみな立ち上がって、ユージ、マイケル、ジャニカと一緒にう
たい、踊っています。それはそれですばらしいことだと思うのですが、子どもの歌を聞いていると、
まったくデタラメなのが気になります。他のコーナーでは、子どもが英語を話すことはほとんどあ
りませんが、歌は一緒になってうたうのですから、やはり歌詞が必要だと思います。また、指導を
する教師としても、きちんとした歌詞を知らないうわけにはいきません。歌のコーナーだけで結構
ですから、字幕で英語を入れていただけないでしょうか。


A:「正しい歌詞でうたわなければ」と思うのは、
  文字に頼っている大人だけです。


 ちょっと意地悪な答えかもしれませんが、ご自身のことを思い出してみましょう。若かりしころ、
少なからぬ人がイギリスやアメリカのロックに酔いしれた経験があると思いますが、メロディーに
乗せて口ずさんでいた歌詞は果たして正確だったでしょうか? ほとんどの人が“聞こえたままに”
自己流の英語でうたっていたのではありませんか? そして、“聞こえたままに”うたうことがな
んとも楽しかったはずです。いったいいつから私たち大人たちは、正確な歌詞を知らないと英語の
歌を口ずさめなくなってしまったのでしょうか? 実は、ほとんどの大人は、、文字に頼らないと
言葉を覚えることができないのです。これは文字を知ってしまった以上、致し方ないことなのです
が、“聞こえたままに”うたう自由が奪われてしまったのは、なんとも寂しい限りです。
 だからといって、子どもにいい加減な歌詞でうたわせていいのかという声が聞こえてきそうです
が、子どもの声にもっとよく耳を傾けてみましょう。本当に彼らはいい加減にうたっているのでし
ょうか? たとえば、Head and Shoulders (1年目 #8)には knees and toes という歌詞が
何度も出てきますが、子どもたちはこんなふうにうたっていませんか。あえてカタカナで書くなら、
「ニーゼント。」そうです、knees and toes という3うの単語を、みごとにひとつの音のかたま
りとしてとられているのです。
 子どもたちは耳から聞こえたとおりに“正しく”うたっているのです。そんな子どもの姿に学ぶ
べきなのは、むしろ文字に縛られた私たち大人の方かもしれません。
 ただ、教師である立場上、一応歌詞も知っておいたほうがよいという方もいらっしゃるでしょう。
そのときは「えいごリアン」のテキストや、ホームページの「先生のページ、全文訳」で確認して
ください。
   ※歌詞コーナーを設けました。 入口 (「ぼーぐなん広場」編集部)

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