えいごリアン・コーナー

英語活動初体験!
これで安心Q&A集

※このページは、NHK出版、及び、NHKの許可をいただき、『これならできる!小学校英語ガイドブック 先生の
 ための NHK「えいごリアン」徹底活用術』(NHK出版 現在廃版 )から、抜粋転載させていただいております。

Q:文法が出てきませんが、
  これで本当に英語が身につくのでしょうか?

 いつも不安に感じることなのですが、「えいごリアン」には文法の説明がまったく出てきません。
子どもたちは楽しそうに視聴していますが、これで本当に英語が身につくのでしょうか。どうも文
法を教えないと、ただテレビを見て遊んでいるだけのような気がします。
 英語を教えるには、まず構文から入るべきだという説も聞いたことがあり、果たしてこれでいい
のだろうかと、いつまでたっても自信が持てません。英語活動の指針になるようなお答えをいただ
けないでしょうか。


A:安心してください。「えいごリアン」には
  文法が満載されています。

 「えいごリアン」の文法に対する基本姿勢は、「音から入る」ということです。「音と文法? 
関係ないじゃない」と思われるかもしれませんが、そうではありません。たとえば、しっかりと英
語の音に慣れ親しんでいる子どもは、決して Do he? などという発話をしません。一方、「does
の es は、3単元の s 」というように、文法から入った子どもは、平気で Do he? といった表現を
してしまうことがあります。なぜかといえば、文法的に do と he を別々の項目として習ってしま
うと、Do he? という音の流れに違和感を持たないからです。
 では、まったく文法に配慮しなくていいのかというと、そんなことはありません。むしろ教材を
子どもに与える際には、お膳立ての段階で徹底的に文法を考慮すべきです。たとえば、I have a
two pens. といった間違いをする子どもが多いという嘆きをよく耳にしますが、これは I have a
〜という例文ばかり並べて教えてしまうからです。そのせいで、子どもは I have a をひとかた
まりのものとして覚えてしまうのです。この場合、子どもが I have a two pens. という間違い
をするのは、むしろ当然のことといえます。
 ですから、I have a pen. を例文にあげるときには、必ず I have two erasers. I have green
paper. といった例文を一緒に並べて示すべきなのです。例文に単数、複数、付加算名詞をわざと
混在させておくと、子どもは I have a two pens. といった間違いをしなくなります。
 「えいごリアン」には、こうした子どもの思い込みや混乱を回避しつつ、しかも、子どもに英語
のルールの存在を“気づかせる”プログラムがぎっしり詰まっています。ですから、先生は文法を
文法として教える必要はありません。繰り返し繰り返し番組を見せることで、子どもが自然に英語
のルールに気づくように仕組んであります。英語を使いながら、無意識に文応も少しずつ肌で感じ
取ってほしいのです。

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