えいごリアン・コーナー

英語活動が楽しくスムーズになる
教 室 英 語

※このページは、NHK出版、及び、NHKの許可をいただき、『これならできる!小学校英語ガイドブック 先生の
 ための NHK「えいごリアン」徹底活用術』(NHK出版 現在廃版 )から、抜粋転載させていただいております。

教室で先生が使う英語は、基本的にはその日の基本表現のみで大丈夫。でも、英語活動にもちょっぴり
慣れてきたら、一言ずつ使える英語を増やしていって、自分自身を、そして教室を、どんどん「英語モ
ード」にしちゃいましょう。テレビをみるときに、Let's watch“Eigorian.”と言うだけでも、ぐんと
「英語モード」が広がります。コツは、一度によくばってたくさん英語を使おうとしないこと。決まり
きった指示やよびかけの言葉から、少しずつレパートリーを増やしていきましょう。Are you ready? 

*お読みになりたいタイトルをクリックしてください。
 授業の始めと終わり
 ほめる
 注意
 話しだすときのつなぎ言葉
 一般的な語りかけ・確認
 活動の場面での語りかけ
 ゲームの場合

授業の始めと終わり
 授業の始めの一声で子どもたちを英語モードにいれましょう。実は、始めの一声は子どものためというより
 教師のためのもの。自分自身が大きな声で英語を使うことで、気分を切り替えます。授業の終わり方はク
 ラスによっていろいろなスタイルがあるでしょう。子どもたちにも教師にも自然な言い方を見つけてください。 
 Let's get started. さぁ、始めましょう
 That's all for today. 今日は、これでおしまい。
 See you later. またあとで。
 You can go to the bathroom now. お手洗いにいっていいですよ。

ほめる
 ほめられて嫌な気のする人はいません。子どものいろいろな個性をほめることができる絶好のチャンスです。
 ほめ言葉は初めからいろいろ使い分けようとせず、少しずつレパートリーを増やしていけば十分です。
 Great! すごい!
 That's a good idea. それはいい考え。
 Well done. よくできました。
 You are doing fine. よくやってますよ。
 Good job. よくやりました。
 I like it. いいねえ。
 Good guess. カンがさえてる。
 Good. よし。
 Very good. すごくいい。

注意
 英語で子どもたちを注意して通じるのかと思われるかもしれませんが、確実に通じます。子どもたちは何を言
 われているか理解できるからです。 姿勢悪く座っているときに先生に何か言われれば、それが何語であれ
 「ちゃんと座れ、と言っているのだな」と子どもたちにはわかるのです。こういった状況の助けを利用しない手は
 ありません。
 Be quiet. 静かに!
 Stop it right now. 今すぐやめなさい。
 Don't cheat. ズルしない。
 Stop talking. おしゃべりはやめなさい。
 Dont' fight. けんかしない。
 Say "I'm sorry." ごめんなさいは?
 Don't touch it. 触らない。
 Sit up. きちんと座りなさい。

話しだすときのつなぎ言葉
 私たち日本人の使う英語がどうしても固いものになるのは、クッションの役目をする「ええっと」とか「それじゃあ」
 という部分が上手に使いこなせないことも理由にあげられるでしょう。 そんなつなぎ言葉を、ひとつだけ自分の
 口癖にするつもりで使ってみてください。不思議なほど英語がうまくなった気がしてきます。
 Then..... それじゃあ・・・。
 Let me see. ええっと・・・。
 O.K.... では・・・。
 So..... では・・・。
 Well.... じゃあ・・・。
 Umm.... ええと・・・。

一般的な語りかけ・確認
 英語活動に限らずいろいろな場面で使える便利な表現です。耳にする機会が多いせいか、特別に教えていな
 くても子どもが使っていることもあります。 命令形の文に “Please hurry up.” “Be careful, please.” のように
 please をつけてやさしく話しかけると、やわらかい丁寧な言い方になります。
 Hurry up. ほら、急いで。
 Are you finished? 終わりましたか?
 Be careful. 気をつけて。
 Are you O.K.? 大丈夫?
 Take your time. ごゆっくりどうぞ。
 Try again. もう1回やってごらん。
 Wait a minute. ちょっと待って。
 That's right. そのとおり。
 All right. いいよ。
 Once more, please. もう1回。
 Whose is this? これは誰のですか?
 Don't be shy. さあ、思い切って。
 Here you are.  さあ、どうぞ。
  ※人にものを渡すときの言い方です。子どもたちに何か配るときや渡すときに使います。
 Let's try! やってみよう。
 Are you ready? 準備はいい?
 That's enough.  それで充分
  ※怒っているような口調でいうと、「もうたくさん。いい加減にしなさい」という意味になります。

活動の場面での語りかけ
 英語を話すことはとてもハードルが高く感じられるかもしれませんが、特別なことと思わずに「じゃあ歌でもうたい
 ましょうか」という気持ちのまま、言葉だけは“Let's sing a song.”と言うようにしてみましょう。そうやって言い慣
 れた表現を少しずつ増やしていくのです。 ひとつでも自信をもって使える言い回しがあると、必ず次の言い回し
 につながっていきます。「私の英語だけでは通じないのではないか」と不安になるとついつい日本語に頼ってしま
 います。そんなときは、どんどん身振りを使いましょう。見ればわかることは子どもに不安を与えません。 “Raise
 your hand.”と言いながら教師が手を挙げて見せれば、日本語の音がなくても子どもたちには伝わるのです。
 Let's sing a song. 歌をうたいましょう。
 Let's sing "Seven Steps." 「Seven Steps」をうたいましょう。
 Let's watch "Eigorian." 「えいごリアン」を見ましょう。
 Hands down. 手をおろして。
 Listen carefully. よく聞いて。
 Look at these cards. このカードを見て。
 Look this way. こちらを見て。
 If you think it's green,
 raise your hand.
 緑だと思ったら手を挙げて。
 Face this way. こちらを向いて。
 Do it like this. こういうふうにやって。
 Who will try? 誰がやる?
 Stop what you are doing. 今していることはやめにして。
 All together now. 今度はみんなで。
 Who wants to try? やってみたい人?
 Close your eyes.
 Don't peep.
 目はつぶって。のぞいちゃじゃめ。
 Any other ideas? 他の考えは?
 Can you hear me? 聞こえる?
 Can you see the picture? 絵が見える?
 Who hasn't had a turn? 番がこなかった人?

ゲームの場面
 ゲームの進行もある程度型が決まっていて、子どもたちにも状況が把握しやすいものです。あまり活動が重たく
 ならないように、ぽんぽんと英語を使うように心がけるとうまくいきます。
 Let's play a game. ゲームをしましょう。
 Let's make two groups. クラスを2グループに分けます。
 Make groups of three. 3人組になりなさい。
 Make pairs. 2人組になりましょう。
 Please line up here. ここに並んで。
 Turn around. 向こうを向いて。
 Now we will play a guessing game. あてっこゲームをします。
 Who will be "it"? 誰が鬼ですか?
 You are "it". あなたが鬼ですよ。
 Whose turn? 誰の番?
 It's your turn. あなた・あたなたちの番ですよ。
 Who goes first? 誰からやりますか?
 Gourp 1 goes first. 1班から。
 Let's count the points. ポイントを数えましょう。
 How many points did you get? 何点でしたか?
 You are the winner(s). あなた・あたなたちの勝ち。
 Did you like it? おもしろかった?
 ↓   ↓    ↓   ↓
 Eeny, Meeny, Miny, Mo,
 ↓    ↓  ↓    ↓
 Catch a tiger by the toe.
 ↓  ↓    ↓    ↓
 If he hollers, let him go.
 ↓   ↓    ↓   ↓
 Eeny, Meeny, Miny, Mo.
 誰にしようかな、神様の言うとおり。

  ※リズムよくいいながら、↓のところでひとりずつ子どもを指していきます。
   最後の“Mo.”に当たった子どもが選ばれます。

英語を話すときは堂々と。先生が照れているのがわかると、子どもたちも照れてしまいます。思い切って
最初の一言を英語で始めてみれば、きっと大丈夫。だんだん慣れてくると、もっともっと教室英語が使い
たくなってくるはずです。それからもうひとつ、効果的に教室英語を使うために、心がけたいこと。それ
は、英語の前後に日本語のかけらを持ってこないことです。 ついつい、照れ隠しもあり、「それじゃ、 
Let's sing a song. よ」とか、「はい、Are you ready?」などと言ってしまいたくなりますが、ぐっと
こらえて英語だけで話すようにしてください。Don't be shy. Take it easy!You are doing fine.

「えいごリアン・コーナー」最初のメニューに戻る

教材フロントページに戻る

ぼーぐなん 170-0013 東京都豊島区東池袋4-14-4貫一ビル TEL (お問合せ) 0120-777-529 / (代表) 03-3983-7151 http://www.borgnan-eigo.com kokusai@borgnan-eigo.com